お餅つき
日本の伝統的な季節の行事を大事にしている
たんぽぽでは、行事のために日曜を登園日にして
家族一緒に参加してもらうことがしばしばあります。
12月のこの日もそうした行事の一つで、
家族みんなに参加してもらいお餅つきをしました。
朝たんぽぽに着くと、園庭には2つのかまどに
鍋とセイロがセットされていました。
どちらとも既に湯気が上がっています。
焚き木が燃えるにおいやけむりのにおい、
もうもうと立ち昇る白い湯気。
いつもと違う園庭の様子に子どもたちも
わくわくしながら園庭に集まります。
園児とその兄弟姉妹、お父さんお母さん、先生も、
お餅はみんなで食べるため、臼で8回分ほどつきます。
最初は、炊きあがった状態のもち米がどういうものか、
まず子ども達全員に食べてもらいます。
「どうかな?いつものごはんと違うかな?
これがこれからお餅になるよ」
蒸した餅米、めしあがれ
先生からマイクを差し出されてインタビュー
先生 「食べてみて、どうだった?」
園児 「あまい感じがしたー」
もち米が蒸しあがると、エプロンをつけた
お手伝いのお父さんたちの出番です。
臼に入れたもち米を2-3人でこねていき、
こね終わったらいよいよ杵でついていきます。
力強いお父さんたちのお餅つきにみんな感心!
合いの手もお父さん方にやってもらいます。
息が合うとリズミカルな音がして、みんなみとれます。
充分につくと柔らかいお餅ができあがり!
最初に出来上がったお餅で先生は
お正月を迎えるために鏡餅を作ってくれます。
素早い手さばきでお餅が丸められ、大きな鏡餅に
なっていく様は、毎年ほれぼれする手仕事です。
ほら、こんなにきれいなまんまるお餅ができた!
鏡餅のために大小二つのお餅ができたら、
その後はいよいよみんなが自分で食べるためのお餅を
ついていく番です。
年少さんから、お母さんお父さんに手伝ってもらって、
小さな杵でペッタンペッタン。
ときには臼の縁をたたいてしまうこともあるけれど、
頑張ってついていたね♪
年長さんはお手伝いなしで一人でついてもらいます
できたお餅は、お手伝いのお母さんたちと先生とで
どんどんちぎり、あんこや黄粉、絡み大根に
からめていきます。
つきたてだから、グーンとのびる
自分たちでついたお餅を家族みんなでいただきます。
つきたてはやわらかくて本当に美味しい!
特に子どもたちには黄粉が毎年人気です。
お母さんたちが前日から手作りで仕込んでくださった
白菜や大根のお漬物にはたんぽぽ園庭に黄色く実った
柚子が隠し味に入っています。
お漬物も、お餅も、お替わり自由。
好きなだけお餅も漬物も食べて、
冬に負けない体になあれ!
この日はのし餅も作り冷凍保存して、
年明けの鏡開きの日に
焼いて子どもたちにふるまいます。
さっき作った鏡餅も
休み明けのたんぽぽを飾ります。
これでたんぽぽでもお正月を迎える準備ができました。
たんぽぽでは季節の実りや味は
家族みんな一緒に作っていただきます。
この日も最後に「12月生まれのお友達♪」を
歌いました。
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