秋のもうひとつの縦割りグループ分け
たんぽぽでは秋になると、普段の縦割り2クラスとは違う組み合わせで新しく3つの縦割りグループを作ります。
運動会後から11月まで5−6週間くらいにわたり、週に1日はその新グループで一日かけてお散歩にいきます。
歩く力がつくのはもちろん、
普段たんぽぽであまり遊ぶ事のなかったお友達とも新しく知り合う機会になったりします。
また 年少児にとってはまだ経験したことのない初めての長い道のりのお散歩になります。
年長児が年少児の手をつないで歩くなど、新しい子どもたち同士の姿が見られます。
グループが決まると、グループ毎に全学年みんなが集まって話し合いをします。
自分たちのグループの名前と色を話し合って決めるんです。
今年のグループには、トリケラトプス、どらえもん、ようかいウォッチという3つの名前が付けられました。色もそれぞれ決まりました。
この名前と色決めは子どもたち主体でやってもらいます。
どのグループもたくさんの名前が出されるので、意見をまとめて一つに決めるには毎年時間がかかります。
3グループ3様の考えが見られました。
自分たちで話し合って決めたので納得のいくグループ名にそれぞれ決まりました。
これも子どもが主体になって話し合って決めるからなんですね。
日々の保育のやり方としては、保育者が主導で決めたり子どもをリードしていく方が問題も少なくできるし、スムーズに事が運ぶから大人としては楽なんです。
ですけど、そっれではせっかくの子どもたち自身の学びのチャンスが奪われてしまって、もったいない!
敢えて子どもたち自身に主導権を持たせて任せてみる事で、子どもたち自身に考えさせ話し合わせ、自分たちだけで決めることが出来たという経験や自信を持ってもらうことが大事と思ってます。
友だちの考えを知り、自分の主張とのぶつかりを経験し、どうしようと解決をしようとしたり。時には相手のために自分が我慢するというような、人間関係の基本となる大切なコミュニケーション力を身につけてくれると思います。
*たんぽぽでは他にも、運動会のの順番決めや、 2学期最後のお楽しみ会の劇の演目や一人ひとりの役を何にするかなど、いくつかの場面で子どもたちに主体になってもらい話し合って決めています。
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