鳥さんたち、長い間 ありがとう
この夏、たんぽぽで長年一緒に過ごしてきた
鳥さんの最後の一羽が亡くなりました。
たんぽぽで何年も飼ってきたウコッケイ2羽と
チャボが1羽いて、みんなで餌や水をあげ、
新聞紙を交換するなどお世話をして、
かわいがってきた仲間でした。
昔は卵を産むくらい元気だった鳥さんたちも、
もう齢だったのか、まだ寒い頃に1羽亡くなり、
1学期には大きな1羽が亡くなり、
この夏、最後の小さいウコッケイが、
後を追うように亡くなってしまった・・・。
少しさみしい出来事でした。
鳥さんたちには、
私たち人がお世話をしてあげたというより、
逆にずいぶんとお世話になった園児が多いはずです。
友達とけんかをしたり、面白くないことがあったとき、
つまらない気持ちを鳥さんを追いかけて発散させたり、
鳥さんをちょっと小突いて
気持ちを落ち着かせたり・・・。
つかまえられても鳥さんは持たれるがままになって、
じっと園児につきあってくれた。
両手でつかまえたとき、
ふわっとした羽根の中の温かい感触に
癒されたり・・・。
いつもはお母さんやお父さん、先生、上の子たちに
お世話をしてもらってばかりの小さい子でも
自分よりも弱くて小さい鳥さんには、葉っぱをあげて
お世話をしてあげるなど、
「ぼくがお世話してあげたんだ!」と得意な気持ちを
感じることだってできました。
子どもたちにとって、
大きな役割を担ってくれた鳥さんたち。
命には終わりがあるんだよってことも
最後に自然と園児に教えてくれたように思います。
鳥さんたちは、園舎裏の土を掘って埋め、
「天国から見ていてね」と手を合わせました。
ありがとう、鳥さんたち
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【旧ホームページ内の「たんぽぽ日記」の記事を再掲載】
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