[年長さん]お泊り登山へ行ってきました
夏休み最後の週は、たんぽぽでは夏季保育があります。
半日のプール遊びをして、2学期に向けて
だんだんと気持ちをたんぽぽに向けていくのです。
そして、年長さんは、たんぽぽ最後の年の
大きな区切りともなる夏の行事、
一泊二日の日和田山登山があります。
埼玉県日高市の高麗駅から歩き、日和田山(305m)、
高指山(330m)、物見山(375m)と登り、さらに
五条の滝へと歩き、山の民宿にお泊りするお泊り会。
(普通に歩いて全コース3時間強の山歩きコースです)
お母さんと離れて2日間を過ごすため、
身の回りのことが自分でできるように、
準備も自分で確認します。
「パジャマや着替えは名前を書いた袋に入れて、
リュックの下のほうに入れようね」などと
お母さんと確認しながら・・・。
リュックには、お母さんのお弁当と多めの水筒、
お泊り道具のパジャマや着替え、水着やサンダルも
入れるので、いつも以上に大きく重くなります。
お泊りに行くんだという楽しみな気持ちと
少しの不安が、背負うリュックの重さと合わさって
子どもたちの背中に
ずっしり感じ取っていたことでしょう。
出発の朝は、ひばりが丘駅に親子が
元気いっぱいの集合でした。
「一人でよそへお泊りに行ったこともないのに、
大丈夫かしら、、、」と
不安を隠せないお母さんたちもいるけど、
子どもの前では笑顔で「お友達と楽しんでおいで!」と
手を振り見送りました。
山を歩き始めると先頭から最後の子までは
ずいぶんと差ができてしまうのだけど、途中何度か
休憩をはさみ、お友達の顔を確認したら再出発し、
山歩きを続けます。
今年は、1番を競い合ってぐいぐい進む
先頭グループと、その後ろを自分たちなりのペースで
歩く子たちとに分かれました。
先頭グループは競い合うから
「疲れたー!」「きつい!」と言いながら
ものすごいペースで歩き続けたんですが・・・。
今年の年長さんのすごいのは、その後ろの子達が
みんな誰一人として「もう歩けない」とか
「疲れた、休みたい」とは言わなかったこと!!
友達とわいわいとおしゃべりを楽しみながら、
積極的に笑顔で歩き続けて最後まで歩ききったこと!!
大人の勝手な想像で、「疲れた」と言うだろうなと
予想していたけれど、この子達の芯の強さを
見たようで驚かされました。
年少のころから、日常的にお散歩をする時間を
みんなで一緒に積み重ねてきている子達だから、
個別に自分の力を出すだけではなく、
友達と一緒に歩くことを楽しみながら
ゴールを達成するまでに、体も心も一緒に
成長してきているんだなと感じます。
一人ひとりのペースもそれぞれバラバラだし、
気持ちも一人ひとり違う中で、友達を気遣いながら、
頂上を目指して最後まで歩ききることを
楽しむ力が身についた年長さんたち。
子どもの表面的な言動や結果だけを見ていては、
気づかされない成長の姿です。
五条の滝で水遊び カニもみつけたよ
もちろん、寝る時間になると、暗闇と静けさの中で、
ママを思い出して泣けてしまう子も。
その泣き声を聞いているうち
自分までしんみり泣きたくなるんだけど、
最後まで「ママに会いたい」とか
「さみしい」を言わずに
「ぼく、がんばるんだ」という表情で
寝床に着いた男の子。
反対に朝から大興奮で
友達との時間をめいっぱい楽しんで、
お母さんのことなんかちっとも思い出さずに、
すぐに寝ちゃった子・・・などなど。いろいろでした。
朝起きて、お布団をたたんで片付けるのもみんなの仕事
ありがとうございました!と
民宿の方に元気にあいさつをして帰ります
こんな経験は、お家ではさせてあげられません。
園で過ごした仲間と先生とだからできる
特別な経験です。
『家族と離れてお泊まりができた』
『すっごく楽しかった』と、
不安を乗り越え友達と楽しんだ経験は、
小学生にあがり、さらに大きくなった時にも、
大きな力や自信になっていくことだろうという
思いでいます。
今年の年長さんも、一回り大きく成長して、
下山し帰ってきました。
残りのたんぽぽ生活の中で、この経験を元に
さらなる成長ぶりを発揮してくれることでしょう!
2学期からのこの子たちのさらなる成長が楽しみです!
※お泊り会 補足※
他にも、山を歩きながら広場の草むらで
虫取りを楽しみます。
夜は民宿で花火、それから
恒例のおっかなびっくり「きもだめし」にも行きます!
翌日にはまた川遊びに出かけたり、
民宿の卓球台を借りて卓球を楽しんだりしました。
今年は最後に宝探しもやりました。
民宿でのご飯も、カレーやそうめんなど
色々な美味しさを楽しませていただきました。
出来る限りのアレルギー対応もします。
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【旧ホームページ内の「たんぽぽ日記」の記事を再掲載】
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